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2015/10/12 ユニバーサル散歩「松本らくらく」プロジェクト

要旨
車椅子を利用している人でも、移動しやすいまちづくりを目指す取り組みを行っている松本市。グラグリッドもサービスデザインの視点からその活動に携わっています。その取り組みの一環として、今回は一般市民が車椅子体験のできる、まちあるきイベント(ユニバーサル散歩「松本らくらく」)を実施しました。

●移動しやすい「まち」を考える
長野県松本市。松本城が有名ではありますが、「水」のまちとしても有名で、市内を流れる女鳥羽側沿いにある縄手通りや周辺に点在する湧水は「まつもと城下町湧水群」として、環境省の平成の名水選に認定されています。
そのようなまちを、ぶらぶら歩くことは楽しいものです。何も障がいを持っていない人にとっては。しかし、車椅子を利用している人にとっては、本当に移動しやすいまちになっているのだろうか?まずはみんなで車椅子を使ってまちあるき(プチ旅行)をしよう、というところからプロジェクトがスタートしました。

ユニバーサル散歩「松本らくらく」プロジェクト

●JINRIKIというモビリティ
そして今回は、JINRIKIという車椅子の補助具(人力車のように車椅子を引っ張ることができる器具)の利用性の評価も目的としてありました。長野県にある株式会社JINRIKIが開発したプロダクトです。通常の車椅子は4センチも段差があると、前輪が引っかかってしまい乗り越えることは困難です。JINRIKIは前輪を浮かしながら移動できるので、その段差を楽に乗り越えることができるというのです。これでまちの移動も楽になるのか?検証です。

ユニバーサル散歩「松本らくらく」プロジェクト

●ミッションマップでまちあるき
このイベントでは、単にまちあるきをするのではなく、仕掛けも用意しました。ミッションマップです。各チェックポイントで、ミッションを達成しながら移動します。ミッションは、チェックポイントで写真を撮影したり、お店に入って店員さんと話しをしたり食事を頼んだり、神社でお参りしたり。

松本らくらくミッションマップ

ユニバーサル散歩「松本らくらく」プロジェクト

ユニバーサル散歩「松本らくらく」プロジェクト

ユニバーサル散歩「松本らくらく」プロジェクト

●車椅子での下り坂は怖い!
車椅子に乗る人と介助者との信頼関係が、より安心して移動するための要素にあることが分かりました。特に、坂道を下るとき、車椅子に乗っている人は恐怖を感じます。そのまま何かの拍子で手を離されると。。。中には車椅子を後ろ向きにして坂道を下るチームもありました。その点、JINRIKIは車椅子に乗る人の前に介助者がいるので安心感は得られるようです。

ユニバーサル散歩「松本らくらく」プロジェクト

■これからのユニバーサル散歩
このまちあるきイベントが、松本のまちと市民、市民と車椅子利用者、車椅子利用者とまちがつながるプラットフォームに育てていきたいというビジョンのもと、無事、初めてのユニバーサル散歩が終了しました。 これからは、ミッションマップでのミッションに地域資源をより組み込むことで、参加者と地域の交流が促進されるようにしていきたいと思います。また、他の地域での展開の可能性を考えたり、JINRIKI以外のモビリティも絡めて行うなど、まだまだプロジェクトは始まったばかりです。

ユニバーサル散歩「松本らくらく」プロジェクト

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